日々感じたことを書いています。

慶州市体育館屋根崩落事故

韓国の慶州市でおきた体育館の屋根崩落による、釜山外国語大学の10人の学生が亡くなったという。痛ましい事故に接し、どうして防げなかったのだろうかとの思いを強く持った。

関東を襲った大雪で、大雪による建物の崩壊というものを至るところで経験した。近所でいうと、柱が一方しかないカーポートは多くが崩落した。店の自転車置き場の屋根も落ちていた。また、ニュースでは神奈川のこどもの国駅のホーム天井の崩壊や、埼玉県富士見市の市民体育館の屋根崩落、八王子市の商店街のアーケード崩落などが報道されていた。幸いにも、けが人はいなかったものの時間帯が違えば大きな惨劇になるところであった。

慶州市近くでも大雪が続き、工場の屋根の崩落事故が連続して起きていた。

今月9日に江原道嶺東地方や慶尚北道の沿岸地方が異例の大雪に見舞われた後、14日までに蔚山市だけで工場の屋根などの崩落事故が12件、崩落寸前の状況に至ったケースが41件発生していた。10日には同市北区にある自動車会社の下請け工場の屋根が崩落し、中で作業中だった従業員1人が下敷きになって死亡した。また11日にも、近くの工場の屋根が崩落し、1人が死亡、2人がけがを負った。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/02/19/2014021901461.html

しかも、これらの工場に降った雪よりも慶州市に降った雪のりょうははるかに多かったという。

蔚山から20キロしか離れていない慶州市では9日以降、蔚山よりもはるかに多い50-60センチの雪が積もった。

このオリエンテーションは学生主体の行事であったらしいが大学からの職員も2名同行していたという。この体育館を管理する企業、主催者の学生、大学、これらの誰一人として慶州市の近所で起きた工場の雪による天井の崩落事故を知らなかったのだろうか? 工場のある地域の雪よりも遥かに多い雪であれば当然崩落の危険性があることを想像した人間がどうしてひとりも居なかったのだろうか。危機感を持った人が一人でもいれば、防げたはずの事故であったのに一人も居なかったということだ。

韓国では、建物の崩壊による事故があまりにも多い。10年ほど前には、

1994年10月21日 ソウルの漢江にかかる聖水大橋が突然崩壊。死者32名。
1995年6月29日 ソウルのデパート三豊百貨店が突然崩壊し死者502名。

が起きている。世界一の超高層ビルであるブルジュ・ハリファの受注したのはサムスン物産である。建設の技術が低いわけではあるまい。だが、10年前の事故に関しては、技術はあったとしても、手抜き工事である。人名軽視の手抜き工事であった。日本でも耐震偽装が一時問題になったが、韓国の偽装では実際の被害が生じ、多くの犠牲者を出した。

今回の事故の原因はまだ分からないのだが、体育館を管理する企業、主催者の学生、大学関係者の誰か一人でも近所の工場で雪により何が起きたかを知っていれば、防げたはずの学生たちの命であった。

これは韓国だけの問題ではない。体育館の屋根崩落が日本でも起きていることから、また雪が降れば、同様の事故が日本でも起き得るということでもある。
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