日々感じたことを書いています。

4月3日の2号機の温度急上昇

福島第一2号機の格納容器内の温度の急激な上昇の理由に関して臨界が起きたのではないかとの推測があるが、多分それは正しいのだろう。規模は異なるが、状況としては1999年に起きた東海村JCO臨界事故に近い状況が、2号機の建屋下の遥か下の地中で起きているのだろう。

核燃料の位置に関して、建屋最下部のコンクリートの下に留まっているとの見方があるが、それはあり得ない。シミュレーションによると原子炉冷却が停止すると20時間ほどで、炉心溶融から始まり最下部のコンクリートまで達する。それ以上の時間冷却が停止すれば核燃料のデブリはコンクリートを溶かし地中へと落ちていく。

東電は、地下水が上から注ぐ冷却水に混じるので、地下水を止めたいと言っていた。地下水が原子炉に入ってくるからではないのか。地下水の侵入口こそ、燃料デブリがコンクリートを溶かした穴であろう。

デブリから出る熱は、放射性物質の崩壊の際に出る熱である。ところが、4月3日に急激に格納容器内の水の温度が上がった。その後緩やかに下り続けている。これは上から注入する冷却水が温度を下げている効果と見ることができる。下がり続けているということは、地下水からの熱の供給は止まっていると見て良い。つまり、4月3日の熱の供給は極めて短時間にのみ起こっている。

JOCの事故だが、3人の作業員が青い光を見たということであった。この光は、一瞬臨界状態となり、その時発生したものであった。これと同じことが地下のデブリで起きていたのであろう。だが、臨界は一瞬で終わりとなる。発生した熱で、デブリが拡散されてしまうからだ。そのため、原爆のような核爆発とはならない。一瞬にして巨大な熱を発生させ、その後はまた崩壊による熱を出し続けていく。現在の2号機からの水蒸気の発生(汚染物質の放出)は、地下で起きた地下水の沸騰の影響であろう。

2号機の下の地層構造がどうなっているか知らないが、地下水によって冷やされ続ける限りは岩盤を溶かすことはないが、冷却用の地下水の量が足りなければ岩盤を溶かし、チャイナシンドロームのごとく更に下へと落ちていく。水の中のデブリが集積すればまた臨界に達する可能性がある。一方、水が無いと、岩盤を溶かしたマグマとデブリが落ちていく。それが巨大な地下水脈に触れたときは水蒸気爆発を起こす事もありえる。どちらの状況であったとしても、極めて危険な状況である。
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