ぼくは韓国へ来るときは2番目に安いくらいの飛行機で来て、2番目に安いくらいの宿に泊まっている。そのような低予算に合う食事ということで、観光客が行くようなレストランにも行かず、もっぱら地元の人が行くようなところで食べている。最初困ったことは、メニューが読めない、読めても意味が分からないことだった。しかい、NHKラジオ講座の先生方のおかげで読めるようにはなったが、意味は食べてみないと分からないので、経験が必要だ。安食堂で壁に貼ってあるメニュー表を読みながら、メニューを決めるが大半が何かわからない。分かるものから注文する。わからないものを注文する隣がいれば、どのような食事が運ばれて来るかを観察すれば、わかるメニューを増やせることにつながる。
今日昼間食堂でネンミョン(冷麺)を注文した。そうしたら店の人が「ピビンネンミョンかムルネンミョンのどちらか?」と尋ねられた。ピビンパならばわかるが、何を言っているかわからなかった。適当に、「ムルネンミョンをください」と答えた。壁に貼ってあるメニューを見たら、確かに「ピビンネンミョン」というものがあって、その下に写真が貼ってあった。ネンミョンの上に具がたくさん乗っていた。その具を麺とかきまぜて食べるものらしい。しかし、写真が載ってるということは、韓国人にも分からない新メニューだからなのだろうとは思う。外国語の勉強とは、言葉と生活の背景の両方を知ってこそ初めて向上していく。
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